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Cozy "Cube" Corner ある一人のスピードキューバーのブログ

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BLDtutorial 【コラム】 各目標タイム到達のためにやるべきこと 目標:sub120,sub90,sub60

お久しぶりです。
キューブに触らなくなってそろそろ丸々一ヶ月が経とうとしていますね。
キューブ禁どこまで続くか。

さて、キューブに触れていない以上このブログを更新する意味も今やなくなり、このまま凍結することになるのかなと思っていましたが、これからBLDを始める人への質の高い情報をあと少し発信したいなと思って、この記事を書きました。でも次回はもうないかも。



日本のBLDのレベルも1年前、2年前に比べて非常に向上し、瞬く間にsub60BLDerが大勢誕生したわけですが、まだまだ「質の高い情報」というのは初心者の目の届かないところにあり、誤った情報が広がる元を断ち切れていないのが現状です。スピードキューブ上級者の日本語による情報交換の場はもっぱらTwitter上に限定されており、Twitterアカウントを持っていないキューバーにはその情報を知るよしがありません。こういったところに光を投げかけていき、初心者に質の高い情報を発信していくのがスピードキューブ上級者のするべきことではないかと常日頃感じております。

今回のテーマは「3BLDでの各目標タイム到達のためにやるべきこと」です。

現在普及している質の高い情報に基づいたアプローチをすることで、大半のキューバーのBLDのレベルは90秒くらいまでは到達できると私は思っております。
ですが、それには正しいメソッド、正しい練習法に則っていることが大前提です。
これからBLDで実力をつけたいという方は、以下の原則を守ってください。

1.「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」を使用する
2.自分の記憶能力に見合った記憶法を使う

まず1についてですが、解法は「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」を絶対に使用してください。言い換えますと、3OP法(=3サイクル法、COCPEOEP法)は絶対に使用しないこと、ということです。
ただBLDができるようになればいい、という方は別に構わないのですが、今の時代にBLDをこの解法で始めるのは、スピード競技をCFOP法ではなくわざわざツクダ式で始めるようなものです。無駄な手順が多く、難易度が無駄に高い割には良いタイムも期待できず、コストパフォーマンスは非常に低いです。どの解法を使用するのは本人の自由ではありますが、私はお勧めしません。3OP法に特別なこだわりがあるという方は結構ですが、そうでない方はやめておきましょう。

次に2についてですが、記憶法は必ずこうでなくてはダメ、というのはありません。上級者はほとんどが文字記憶をベースにしたストーリ記憶を使用しています。が、人間の記憶能力には個人差がありますし、記憶法の向き不向きというのは当然にあります。文字記憶能力がそこまでないという方は、自分にあった別の記憶法を採用しましょう。

以上の原則を守って、各目標タイムごとの練習を行っていきましょう。


レベル1: sub120
「いきなり2分切り!?」とお思いの初心者の方は多いと思いますが、なんらビビることはありません。以下の方法論でアプローチすることによって、2分切りは十分に達成可能です。

①「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」を使用する。オススメはOld Pochmann法。できればエッジはM2法

解法については上述の通り、「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」を使用してください。これは大前提です。
ですが、単に「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」と言ってもいろいろな解法があり、何を選べばいいのかわからないという方は多いと思います。
とりあえず2分切りを目指す方に、私はエッジにはM2法、コーナーにはOld Pochmann法をオススメします。

Old Pochmann法やM2/R2法は、覚えた文字列/ステッカーの動き方、に対応する手順を、何も考えずにそのまま回していくだけで揃うという非常にわかりやすい解法です。
UFなら、R U R' U' M2 U R U' R'、LDならB L' B' M2 B L B'といった感じに、各文字/ステッカーの位置に手順が綺麗に対応しています。
「位置合わせと向き合わせを同時に行う解法」には正直難しい解法が多いです。ですが、Old Pochmann法とM2/R2法は初心者にも習得はしやすいです。
これといったこだわりがない方はエッジはM2法、コーナーはOld Pochmann法を採用するのが無難です。

※エッジもコーナーも両方Old Pochmann法じゃダメ?という疑問がここで出てくると思いますが、別に全然構わないと思います。ですが、エッジ、コーナーの両方をOld Pochmannで解くと、フルスロットルで回しても50秒はかかるでしょう。記憶に相当慣れている方ならこの解法でも2分切りは可能ですが、そうでない方にはちょっと厳しいかと思います。確実に2分を切りたいのなら、エッジはM2法を使いましょう。コーナーはOld Pochmann法のままで大丈夫です。R2法はコーナーOld Pochmann法の改悪解法ですので、習得する必要はありません。

②記憶は最大70秒以内に終わらせる
エッジM2法、コーナーOld Pochmann法の実行タイムはフルスロットルで回せば大体35秒くらいで安定します。2分切り、という目標タイムから逆算すると、記憶には最大85秒かけていいということになります。
ですが、この35秒はあくまでも止まらずに全力で回した上での実行タイムです。止まらずに全力で回すのが厳しいという方はこのレベルでは多いと思いますので、止まることも想定して、余裕を持って、最大でも70秒以内で終わらせるようにしてください。

③記憶法はまだ気にしなくていい
2分切りくらいのレベルなら記憶法はそこまで気にしなくてもいいと思います。記憶を70秒以内に終わらせるなら何を使ってもいいでしょう。ビジュアル記憶が得意ならビジュアル記憶、文字記憶が得意ならば文字記憶、ビジュアル記憶が苦手で、文字記憶も苦手なら、文字列をストーリー化したストーリー記憶を採用しましょう。

レベル2: sub90
「 sub90」。この辺りからBLDが速いといっていいレベルだと思います。sub90に到達したい当方は以下のことができるようになりましょう。

①解法はまだ気にしなくてもいい、
sub90レベルなら解法はまだエッジM2法、コーナーOld Pochmann法でも問題ないと思います。後述の記憶50秒切りができる人なら、もうそこまで手を止めずに実行ができるからです。これはBLDをそこそこやっている方なら感じていると思いますが、記憶が速ければ速いほど実行は止まりません。そして記憶が遅ければ遅いほど実行は止まります。記憶が50秒以内に終わるのは全然遅くないレベルです。実行パートは自信を持って回しましょう。

②記憶は最大50秒。
記憶はどんなにかかっても50秒までには終わらせましょう。実行タイムから逆算してもこのくらいが限界でしょう。

③記憶法をそろそろ気にし始める。
このあたりからそろそろ記憶法を気にし始めましょう。
ビジュアル記憶はまだ私用してもいい段階ですが、エッジかコーナーの片方は文字記憶に変えましょう。エッジコーナー両方をビジュアルで記憶しているようだとそろそろ記憶が厳しくなってきます。

レベル3: sub60
続いては一気に飛ばして「1分切り」です。ここがBLD上級者と中級者をわける大きな壁です。かんばって乗り越えていきましょう。

①記憶能力がある人は解法はまだ気にしなくてもいい。でも大多数の人はもう変えないと無理

正直、sub60辺りからは「才能」というものが絡んでくると思います。物事、才能という言葉で済ますのは簡単ですし、面白くないと思います。スピード競技と比較してしまえば、スピード競技はある程度のレベルまで努力で補うのが十分に可能だと思います。が、目隠し競技は正直持って生まれた記憶力、才能というのが絡んでくると思います。20文字という限られた文字数の記憶を反復練習をすることで、20文字を記憶するタイムを伸ばすことは可能ですが、記憶力の地力は半分どうにもならないところがあります。これは仕方のないことです。
ですが、sub60レベルならばそこそこ記憶力を備えた人ならば努力次第で十分に達成可能です。

話を戻します。
記憶能力がある人、ここでは記憶が25秒以内に終わる人としますが、そういった方は解法はまだ変えなくても大丈夫です。記憶が25秒以内に終われば実行パートで手が止まりまくるということはまずないはずですし、実行パートをフルスロットルで回しきればsub60は余裕です。

問題は記憶能力に限界がある方です。
記憶に30秒以上かかってしまう方は、解法を修正することで実行パートを削り、sub60を狙いましょう。
コーナー解法を全て、無理ならば半分以上をcommutatorに変えれば実行パートは5秒は縮むでしょう。エッジM2、コーナーOld Pochmannが35秒かかるなら、解法の修正によって実行タイムは30秒になります。記憶30秒、実行30秒で合計1分。ギリギリ可能です。
究極、世界トップレベルの実行安定sub20レベルになってしまえば記憶は40秒を超えてもいいことになります。このように実行を削ることで記憶を補うことはできますから、記憶力に限界がなくても諦めないべきです。

②記憶は最大30秒

①に大半のことは書いたので詳細は省きますが、記憶はまあ最大でも30秒で済ませましょう。①に書いたことを初っ端から否定することになってしまい申し訳ないのですが、実際に実行パートを削るのは非常に労力の要る作業ですし、実行パートをがんばって修正してもほとんどの人は安定20秒弱になるのが精一杯です。実行sub20は指の速さといった他の要素も絡んできます。それに記憶にどうしても30秒以上かかってしまうようではここから先の伸びしろはもうないように感じます。

③ビジュアル記憶はもうなるべく使わない。使うとしても補助的に
記憶をやばくても30秒以内に終わらせるのならビジュアル記憶からはそろそろ離れるべきだと思います。全く使用してはいけない、という段階にはまだ早いと思いますが、ビジュアル記憶を記憶法のメインに置いているようでは30秒を超える回数がかなり増えてくると思います。ビジュアル記憶能力にかなり長けている人は問題ないのですが、そうでない方は文字記憶をベースにした解法に切り替えるのが無難でしょう。
 
今回はとりあえずここまで。次回はsub50の話から始めていきます。

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