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【BLDtutorial】~エッジファーストのすすめ~

こんにちは。今回は昔に書き溜めておいた記事の一つを、修正して公開します。
 

さてさて、いつも気まぐれで更新しているこのBLDtutorialですが、今回は触れられそうでまだ触れられていないテーマについて、書いていこうと思います。

今回のテーマは「エッジファーストのすすめ」です。


BLDerの皆さんは「コーナーファースト」と「エッジファースト」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
コーナーファースト、エッジファーストというのは、BLD(ここでは主に3BLD)において、前者ならコーナーをエッジよりも先に処理する、後者ならエッジをコーナーよりも先に処理するということを指します。
 
WCAの3BLD世界ランキング上位に位置するBLDerのほとんどがコーナーファーストを採用しており、エッジファーストを採用している選手は非常に少数(Marcin Zalewski,Noah Arthursなど)であるのが現状となっております。エッジファーストを採用しているBLDerはマイノリティであり、統計を見るだけでは3BLDはコーナーから先に解くのがセオリーではないか?と思われがちです。

ですが、その少数派であるエッジファーストには少数派ならではの(?)メリット、魅力が存在します。かくいう私も3BLDにはエッジファーストを採用しており、このソルビングスタイルを採用することでたくさんの恩恵を得てきました。今回は3BLDにおけるソルビングスタイルである、この「エッジファースト」の魅力について書いていこうと思います。
 
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いきなりになりますが、エッジファーストの利点、メリットについて挙げていきます。
エッジファーストのメリットでまず一番大きく挙げられるのはなんといっても、

文字記憶が得意な人に向いている
 
これです。
 
ここでいう文字記憶とは、ループの文字羅列(エッジなら12文字の文字羅列)を数え上げながら、その12文字をそのまま「音」で覚えるという記憶法です。
この記憶法を採用しているBLDerに、エッジファーストは非常に大きな威力を発揮します。



海外でエッジファーストが流行らない理由には、「アルファベットでナンバリングをしているから」という理由があるのではないかと私は思っています。
アルファベットは文字に、日本語のひらがなのような一音節(子音と母音の1セット。kaやsuといったような音。)の音が対応していません。英語圏の選手が、全てアルファベットでナンバリングされたループを音で記憶しようとすれば、Aなら「エー」、Bなら「ビー」、Xなら「エックス」と記憶することになります。エッジならループの文字数は平均12文字になりますし、12文字をいちいち「エービーエックス…」と覚えるようでは、記憶はかなりやりにくいのではないでしょうか。
このために海外のトップBLDerには、エッジのアルファベットでできたループもレターペアストーリーで記憶している選手が多いのではないかと思うのです。(これはあくまでも私の推測です。一音節の音を当てたいのならAならア(a)、Bならビ(bi)と記憶すれば済む話ですしね。これをやっているのがNoah Arthursです。) 

一つのナンバリングに一音節が対応していれば、音にして記憶するのが非常に容易になります。日本語のひらがなは一文字に一音節が対応しています。日本人選手にはひらがなでナンバリングをしている方が多いと思いますし、ひらがなでナンバリングをしている時点で、文字羅列を音にして記憶するのは、アルファベットナンバリングに比べて遥かに簡単ではないでしょうか。そして、連続した音を覚えることが得意な人には、文字を音にして記憶する記憶法「文字記憶」は威力を大きく発揮するのではないでしょうか。

この「文字記憶」の威力を最大限に引き出すことができるのが、「エッジファースト」なのです。

ここで、エッジファーストを用いた分析記憶、実行の手順の一つ「Noah式」を紹介します。

【分析・記憶パート】
①コーナーの8文字を、文字を数えながら2文字+2文字で1つの文章にして、それを2つ作る。そして作ると同時に記憶する。いわゆるレターペアストーリー記憶。ストーリーで覚えるため記憶の持ちが良くなる。
②コーナーのストーリーを覚えたまま、エッジの12文字を一気に数え上げ、数え上げてできた音12の音を、音で覚える。いわゆる文字記憶。文字をそのまま覚えるため、記憶の持ちはよくない。

【実行パート】
エッジを先に実行する。ここがエッジファーストの「ファースト」である所以です。なぜ先に解くか。それは先ほどの分析・記憶パートの②にあるように、エッジは文字で覚えるため、記憶の持ちが良くないからです。記憶の持ちが良くないために、一番最後に記憶して、一番最初に解くのです。
②コーナーを実行する。


そもそもなぜエッジコーナー両方を文字で記憶しないのでしょうか。それは、いくら文字記憶能力がある人でも、さすがに20文字を一気に覚えることのできる能力を持っている人はほぼいないからです。

一般的に、人が一気に覚えることのできる文字数の限界は7±1と言われており、この数値をマジックナンバーと呼びます。しかしその限界量は個人差があり、12文字以上を覚えることのできる人もそこそこの割合で存在します。

コーナーとエッジの両方をすべて文字で記憶するのはさすがに無理があります。が、どちらか片方をストーリーにして、記憶すれば、文字記憶の負担が減るのではないでしょうか。
ストーリー記憶は文字を数え、それをストーリー化するという二段階のステップをとって行う記憶法なので、文字を数えてそのまま記憶するという一段階のステップで済む文字記憶に比べて、どうしても記憶時間が遅くなります。
ストーリー記憶に比べて文字記憶の方が速く終わらせられるのであれば、記憶分量の多い方=エッジの12文字を文字で記憶した方が、コーナーの8文字を記憶するよりも効率が良いのです。



さて、ダラダラと長くなりましたがまとめに入ります。


ひらがなナンバリングは文字列を音として記憶する「文字記憶」に向いており、日本人選手の大半はひらがなナンバリングを採用しているため、文字記憶能力のある日本人は、文字記憶を中心にした記憶法で爆発的にタイムを伸ばすことができる。

記憶を素早く終わらせることのできる文字記憶を、記憶分量の多いエッジにあてて、さすがに残りも文字で記憶するのは無理があるから、残りのコーナー8文字はレターペアストーリーで記憶する。

ストーリー記憶に比べて文字記憶は記憶の持ちが良くないから、文字記憶のパート=エッジを先に処理する。

これがエッジファーストが文字記憶が得意な人に向いており、センスのある日本人選手がエッジファーストを採用することをオススメする理由です。



うーん、見返してみましたが、ダラダラとした文章で、まとまりなくて読みにくい…
すみません。あとでまた手直しします。
まあ、前々から思っていたことの一つをやっと記事にできました。
キューブから身を引いた後でもこのBLDtutorialは定期的に書いていこうかと思います。今では自分よりもセンスに溢れた日本人BLDerが増えてきましたし、もうこのブログも情報源にはならなくなってきたと思うんですけどね。数年したら見る価値もなくなってそう。まあいいか。


それでは今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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